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胃腸も大切に扱ってあげませんか?

こんにちは。HIROSHIMAストレッチの楠本です。

以前のブログで途中になっていた
腸と自律神経、免疫力についてを書いていきたいと思います。

よく最近では第2の脳と呼ばれますね。それだけ腸も重要だという事でしょうか。
腸は基本的に食べ物の消化吸収を行うことが主な働きです。腸の消化運動の事を蠕動運動(ぜんどううんどう)と言います。
この蠕動運動は消化管独自の神経網でコントロールされています。

消化管(食道から肛門)は腸管神経系と言われるものです。
これらは中枢神経とも強調して働きますが、中枢神経の指令無しでも腸の消化に関する運動を制御します。
言い方は変ですが勝手に動くことが出来るというわけです。

この腸の蠕動運動の調整には迷走神経という脳からの神経が関与もしています。
迷走神経の活動が活発になると蠕動運動が盛んになって消化が進んでいくわけですね。(消化には胃液や膵液などの消化液の影響もあります)

内臓からの情報もこの迷走神経を使って脳に伝えられ、そこでまた消化の調整が行われるようになっています。

この迷走神経の情報伝達は
1、脳から消化管へ
2、消化管から脳へ
の2ルートがあるんですが、どちらかというと『2、消化管から脳へ』が80%との見解が出ています。
迷走神経を脳への情報伝達ルートとして使用しているのが大部分ということです。

怒りや悲しみなどの感情を感じやすくなったり、うつ病などの症状は
腸内環境の悪化により、その情報が迷走神経を介して脳に伝わり発現しているのではないかとも言われています。
その様な状態の時には腹部の症状(便秘や下痢、不快感など)を伴っていることが多いそうです。
実際アメリカでは腸内環境を整える治療(様々あります)を行うと症状が軽快している例があるそうです。


簡単に書きましたが、こう考えると腸が第2の脳と言われている理由も納得できそうですね!

これまた東洋医学になるのですが、胃腸、消化に関する経絡として胃経、脾経が考えられます。
胃経は脛とか太ももの前面、腹部の前面を通っています。なので太ももの前を伸ばすストレッチなどで通りを良くしてあげると消化管にはいい影響が出ます。
脾経は内もも、脛の内側のラインなのでイチロー選手がよくやっている、股割りなどのストレッチが有効だと思います。
こう考えるとストレッチも有効と言える訳です。

腸内環境を良い状態に整えておくことで感情のコントロールなどが行いやすくなるでしょうし、思考にも良い影響を与えてくれそうです。
ぜひ、自分の身体の内側にも耳を傾けてみてください!




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